gas blog

読んだ本の事、見たもの聞いたこと、感じたことを書きます。サッカー好き、SF好き、漫画・アニメ好き、アナログゲーム好き

「レディ・プレイヤー・ワン」を見てきた

ほとんど予備知識はない状態で、ネットで「これはいい!」「全オタク見るべし!」的な評価だったので、まあみるしかないなと。公開直後の土曜、レイトショーで。

 

リアルの世界でイケてない主人公がオンラインゲームの世界で結構ブイブイ言わせている設定。ライトノベルの世界なら普通というか、ありふれた人物設定。

凄いオンラインゲームの世界を作った創設者の残した遺産をゲーム内で探す、リアルばれして組織に追われる、言葉で表現すると陳腐な状況ではあるけれど、映画的にはその映像世界の迫力や情報量の多さで圧倒してくる。

 

わかりやすい「AKIRA」の金田バイクとか「ガンダム」とか、そういう日本人作家が作ったものが原作通り出てくるケースもあれば版権の関係だったりで別のものに変わっているものもあるそうだが、とにかくゲーマーの喜びそうなもの、アニメ好きの喜びそうなものがちりばめられていて、わかる人にはいきつく間もなかったりするのだろうか。

私はそこまで詳しくないので理解しきれていないっぽいけど、それでもゲーム内で登場するいくつかのゲームは触ったことあるし、設定にも馴染みがある。

80年代に生まれたかったという主人公の言葉は理解できる(実際には70年代に生まれていないと、劇中の古いゲームにはかかわれなかったと思うけどね)。

 

都合の良い話しの流れが多すぎてシビアさはないけれど、好きという気持ちはゲーム世界ではそのまま力になる。

あんなにゲームでイケてる人がリアルでダメとか、ちょっと違うよねとは思うが、リセットができるゲーム世界で自分の気持ちの良い生き方を探して夢をかなえるのなら、それはそれで幸せなこと。

バーチャルリアリティの世界はもうホンのすぐそこで現実と融合しそうな世の中になってきた。でも、どっちかでしか生きられないなんて息苦しい。どちらでもガンガンせめて楽しもうぜって、なんだかあっけらかんとしたメッセージの映画だと受け取った。

エンターテイメントとしてすこぶる素性のよろしい作品で私は好き。

 

原作小説を読んでみようと思う。

(原作はレオパルドンだよ!?)

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